島根県の東部、出雲市の最南端にある山間の町です。佐田町の面積のほとんどが森林で、古くから材木業の盛んな地域でした。また、出雲神話のヤマタノオロチ神話で有名な須佐之男命(スサノオノミコト)がオロチを退治した後に、稲田姫と一緒に住んだ土地と言われていて、スサノオミコトを祀る須佐神社があり、多くの参拝客で賑わいます。 人口は約4千人ほど、平成17年に出雲市と合併し出雲市の一部となりました。


 

 
 ヤマタノオロチを退治した須佐之男命(すさのおのみこと)に関わりが深く、『出雲国風土記』の須佐郷の条には、須佐之男命が当地に来て最後の開拓をし、「この国は小さい国だがよい国だ。自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と言って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたと記されています。須佐神社には七不思議があり、その七不思議の一つではある、境内にある「塩井(しおのい)」という湧き水は、スサノヲノミコトが土地を清めた水で、「稲佐の浜」とつながっていて潮の満ち引きで水量が違うと言われています。
 
島根県出雲市佐田町須佐730
電話0853-84-0605
http://www.susa-jinja.jp/

 
出雲神話「スサノオ伝説」ゆかりの地に涌く温泉リゾート施設です。広々とした大浴場に露天風呂を備えた温泉施設は、宿泊だけでなく日帰り温泉としての利用も可能。毎分200ℓの豊富な湯量を誇るお湯は、微かに白湯で泉質も良く、さらりとした肌触りで湯上りもさっぱりする人気の温泉です。
 
島根県出雲市佐田町原田 737
電話0853-84-0800
営業時間 :10:00~22:00
定休日:毎週木曜日 (ただし、正月、GW 、春休み、夏休み期間は除く) http://www.yukarikan.com/


 

 
『目田森林公園』は、その昔山陰と山陽を結ぶ軍事上の拠点として激しい争奪が繰り返された、興亡変転の「高櫓城」の馬場を利用し、山の緑と空の青さを水面に移す目田池のほとりに造られた公園です。
 
島根県出雲市佐田町反邊1141−4
電話0853-84-0805
営業期間 : 4月 ~ 11月(冬期間は休園)
営業時間 : 9:00~18:00(期間中は無休)
入園受付 : 17:00まで(宿泊は除く)
http://www.meda-park.com/


 

 
約500年前に開山したお寺「福泉坊」隣に「八雲風穴」はあります。当時より「清涼山」と呼ばれ、冷たい風が吹く地域であると伝えられています。真夏でも5~10度前後の冷風が出ており、天然のクーラーとして、毎年多くの人々が訪れます。また、年間を通じて気温の変化が少ないことから、昔から天然の冷蔵庫として利用されてきました。
現在、敷地内には地上1階、地下3階の木造建築物があり、地上1階の室温は25度前後。地下1階の室温は10度まで下がり、地下2階になると5度と、肌寒く感じるほどです。
八雲風穴の冷風が吹き出す原理は、大昔この辺りがまだ海だった頃に、火山の噴火により流出した溶岩が堆積して山となり、その岩と岩の間を流れる空気の対流により、風穴から冬季の冷えた外気が吸い込まれ、地下の岩石が著しく冷却され、春から夏にかけてその冷却された岩石により岩の隙間の空気が冷やされ、地表に流れだすためと言われています。

島根県出雲市佐田町朝原 1671-1
電話0853-84-0405
営業期間 : ゴールデンウィーク、7月第1土曜日〜9月第1日曜日(年により変更あり)
営業時間 : 9:00~17:00(期間中は無休)
入場料 : 中学生以上 200 円 、小学生 100 円 、小学生未満無料
http://www.wind-cave.jp